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Grace Hanのプリーツ革命
Grace Hanを代表するデザインのひとつであるレザープリーツは、7年の歳月をかけて完成され、Grace女史のものづくりへの執念と品質へのこだわりがうかがえます。
Grace女史は、プリーツを自分自身やブランドの象徴である女性たちの身体的な表現としてとらえ、内省しながらプリーツ制作のインスピレーションを得ました。流動的で相反するしなやかなラインは、多面的で深みがあり、柔らかさと強さを併せ持ち、折り重なりながらも落ち着きのある現代女性を完璧に表現しています。またプリーツは、地平線から放たれる太陽とその黄金の光を祝福し、見る人に静寂と温もりを与え、GraceHanブランドの中心的な要素となっています。
Grace女史は自身のスタジオでプリーツパネルの技術を開発しました。その後必要な専門知識を持ち、台湾で彼女の完成品質基準を再現できる工房をやっと見つけました。各パネルの製作には最低24時間以上が費やされ、完成後はイタリアに送られバッグの他の部分と組み合わされます。

オーダーメイドのハードウェア
このプリーツは、金具の形や微妙なパターンに至るまで、Grace Hanの進化するバッグのデザインに影響を与えています。またバロック建築への愛着からインスピレーションを受け、バロック建築の代名詞である円弧やレイヤーを採用しています。シンプルでエレガント、耐久性に優れ、スレンダーなフォルムが、バッグを引き立ててくれます。オーダーメイドのハードウェアは、製造段階に移る前に、何ヶ月もの微調整と何百ものプロトタイプのストレステストを必要とし、製造担当者は最新技術を駆使し、腐食や錆、シミの心配がないように配慮しています。Grace Hanは常にハードウェアデザイナーと緊密に連携し、適切な品質、メタリックの色合い、形状にあった機能を満たしつつ、レザーの特徴を引き立たせることに成功しました。絶妙なバランスが生まれたのです。
Grace Hanのカバン作り
Grace Hanのデザインひとつを完成させるのに、3ヶ月から1年と何百ものプロトタイプが必要になることがありますが、これは優れたアートワークが時間を要するのと同じです。この間100以上の接着剤と何百もの革のサンプルを試し、何百種類もの試作バッグを組み立て、100以上の金具試作品を作ります。
私たちの最も象徴的な作品であるバレエレッスン(Ballet Lesson)チェーンバッグは、そのデザインを完成させるためにどれだけの労力が費やされたかを示す好例です。バレエレッスン(Ballet Lesson)のプリーツレザーのパネル1つを完成させるのに、現在は24時間以上、バッグ1つを組み立てるのに36時間以上をかけています。